仮想的に本体を先消しする

2021年12月18日土曜日

本体先消し

t f B! P L

 今回は主に自分用の更新になります。
くるくるワイドの書籍の中で触れられています
「本体先消し」を以前からやってみたいなと思いつつ、
EAとの兼ね合いで通常のやり方では難しく見送っていましたが、
今回仮想的に反対玉を使って先消しする方法をひねり出してみました。

※ここで言う「通常のやり方」とは
「順行方向にレートが動いた際に本体を分割して利確」
という事を意味します

「通常の」本体先消し

まずは「通常の本体先消し」のおさらいです。

上でも書きましたが、本体レートが順行方向に動いて 

利益が乗ったら本体を一部利確します。

本体ロングの場合、ロング側の取引になります。

 

仮想的本体先消し

 対して仮想的本体先消しですが、

こちらは本体ロングの場合

ショートを入れて同じ効果を出すため

ショート側の取引になります。

 手順としましては

 

  1. 本体を建てて利益が乗る
  2. カウンターでリミットの無いショートを入れる(利益確定)
  3. ショートが建値まで下がったら決済する(決済)※指値推奨
  4. 再度反対玉を入れ直す(本体打ち消し)※指値推奨


 となります。

以下の画像は手順一覧をまとめた画像です。

 


 ※さらに詳細な手順をこちらの記事でまとめています。

 

手順解説

 

以下で手順をそれぞれ解説していきます。

 

①本体を建てて利益が乗る



まずは本体を建てて順行方向にレートが動き
本体に利益が乗るのを待ちます。
ここまでは通常の先消しの手順と同じです。


②カウンターでリミットの無いショートを入れる(利益確定)


通常の手順ではここで本体ロットを利確決済しますが、
ここでは利確したいロット数だけ反対玉を入れます。
ここではは本体ロングの想定ですので
ショートの反対玉を入れます。

 

③ショートが建値まで下がったら決済する(決済)※指値推奨

 

ショートの反対玉を入れながらさらにレートが動くのを待ち
ショートが本体建値まで下がって
ロングの利益がショートの利益に入れ替わる瞬間を待って決済します。
これによってまず本体レートの上昇による利益を確保する事ができます。
ここの手順はあらかじめ指値を入れておく方が良いでしょう。


④再度反対玉を入れ直す(本体打ち消し)※指値推奨

ここがこの手順の肝の部分ですが、
利益を確保したと同時に
間髪入れずに本体に対して
さらに再度ショートを入れて両建て状態にします。

これによって本体に対して建値で両建てを持つ事ができますので
両建てのロット分本体の原資が開放されて
本体への再投資が可能となります。

ここもショートの決済と建て直しに
タイムラグを持ちたくないため
上と同じタイミングで指値を入れておきましょう。

感想


本体が順行方向に動いた所で反対玉を建てたら
反対玉のロット分だけ両建てになるので
仮想的に利確できるというのは
なんとなくわかっていたのですが、
仮想的に本体先消しを再現する際には


  • 「利益」を確定させて手持ち資金に加算する
  • 「本体の原資」を解放して手元に戻す


という2つの効果を確定させる必要があり
特に『「本体の原資」を解放する』のくだりを
再現する手順を考えるのに非常に苦労しました(´ω`)

 

 

通常の手順との違い


通常の手順と比べてのメリットデメリットですが、
まずデメリットから言いますと
やはり手順が複雑で、2度目のショートを仕掛けた際の
反対玉が残り続けるので、
そのあたりは若干気になるかもしれません。

また利益の入り方も、売り確定益の形になるので
得た利益をヘッジに使うか本体の増強に使うか
ルールを考えておく必要がありそうです。

また利確と決済のタイミングが異なるので
利確しても手元にすぐ利益が入るわけではありませんので
上の手順の例で言いますと
一旦利確した後、建値まで値を落とすまで
利益が入るのを待たなければいけません。


逆にメリットですが、
決済と利確のタイミングが異なる事をメリットと考えるなら
本体の原資を一旦抜いてからの建て直しを考えるなら
一旦上がりきったタイミングで決済するより
下げの流れで決済した方が
建て直しに必要なタイムラグを少なくできそうです。

 

本体先消し以外の使いどころ


上の手順は本体先消し以外でも
大きめのロットを張った場合には
くるくるワイド以外でも使えると思います。

例えば大きめのロットでヘッジを建てて
ある程度底値と思えた場面で
「ヘッジを一部利確して原資も回収したいけど、
ヘッジの全決済はまだしたくない。」

みたいな場面で使えると思います。

ニッチな需要ですが、
使いどころがあればぜひ試してみてください。

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