実録!吊り天井!

2020年7月5日日曜日

資料

t f B! P L
今回のテーマの締めくくりとして、
吊り天井を実際に行った時のトレードの流れを実録形式でまとめておきます。
トレードと言っても一直線に下がって右往左往しているだけなのですが(笑)
吊り天井が実際にどんな物なのかという事や仕掛けのタイミングなど
これで流れがイメージしやすくなって頂けると嬉しいです。

見どころとしましては、
逆行が急すぎて判断が後手後手に回っているため
吊り天井を入れるタイミングがかなり遅くなっているのですが、
そんな泥縄式の判断でも結構ヘッジとして形になっていることと
ヘッジトレードを停止しても引き続き大きなヘッジを継続できている事、
終盤にヘッジ量が急激に伸びている所などです。

記事の最後にリアル収支と内訳を出しますので
お楽しみに!\(^0^)/

エントリーした値幅帯

細かいレートなどはこの下の記事にまとめていますが、
概ねこんな感じの値動きの中で
1.08付近を本体ショートでエントリーした所からトレードが始まります。

完璧なタイミングで逆行を捕らえましたw

時系列

主なツイートを時系列で並べておきます。
またツイート時のレートやポジション数を
分かる範囲で参考としてまとめています。
※ツイート時のレートは後日MT4のログから手動で拾ってきた物ですが、
細かい部分で若干不正確な部分がありますので
上のチャート画像と突き合わせながらご覧ください。

5/12 エントリー時 


この日EURUSDに本体ショートでエントリーしました。
前回のトレードが上手くいっていた関係で、この時点ではピクニック気分です。
能天気さが伝わって来て非常にいい感じですw

  • ツイート時のレート:1.08047EUR/USD
  • ポジション数:本体70本
  • ヘッジトレード:35本

5/12 入った途端に下がり始め 


入った途端に逆行してます。まだ軽口を叩く余裕があります。

  • ツイート時のレート:1.08317EUR/USD
  • ポジション数:本体70本
  • ヘッジトレード:26本

5月16日 ひとまず固定を5本確保


週末になって一旦落ち着いて来たので若干楽になりました。
が、後から振り返ったら安心して週末を過ごせたのはここが最後でしたw
ただここで無理して建てた固定5本の含み益には
後々かなり助けられました。

  • ツイート時のレート:1.0820EUR/USD
  • ポジション数:本体70本 固定5本
  • ヘッジトレード:26本

5月19日 さらに下がる

ここからヘッジトレードがやたらと決まり始めます。
この後のツイートにほぼ「ヘッジT(トレード)」というキーワードが入っていきます。

  • ツイート時のレート:1.09327EUR/USD
  • ポジション数:本体70本 固定5本
  • ヘッジトレード:23本

5月19日 泣きが入ってくる

このあたりからさすがに異変に気づき始めます。

  • ツイート時のレート:1.09526EUR/USD
  • ポジション数:本体70本 固定5本
  • ヘッジトレード:23本

5月21日 ようやく複利が立つ

この後あっという間に複利は切られますw
だんだんパニックになってきて「奥の手」とか言い始めます

  • ツイート時のレート:1.0918EUR/USD
  • ポジション数:本体70本 複利3本 固定10本
  • ヘッジトレード:14本前後?(※MT4のログで確認できませんでした)

5月29日 さらに下がって「奥の手(笑)」を発動

「アレ」とか言い出しました。
この時点で「アレ」とは
100円までストップ目安を下げて固定を建てることでしたw
ただここまでは想定していた部分もありまして、
もし大きく逆行したら、教科書には無い仕掛け方ですが、
無理をして目安を103円で固定するのではなく、
目安を100円まで下げて固定ポジションを建てようとは薄々思ってました。

ただし原資は狙って取っておいたわけではなく
下落スピードが凄くて固定ポジションに必要な金額が吊り上がり
建てるタイミングを逃したという面もあります。
ここで半端な形で仕掛けた固定ポジション崩れが
思いもかけず吊り天井の原資となります。
ちなみにここではまだ「吊り天井」という名前は出てこず
「仮固定」という言い方をしています。

  • ツイート時のレート:1.10947EUR/USD
  • ポジション数:本体70本 固定10本 
  • ヘッジトレード:7本
  • 吊り天井:10本

5月30日 目安の切り下げを思いつく


ここで突如目安の切り下げをしつつヘッジ本数を増やす事を思いつきます。
目安の切り下げをやってみようと思ったきっかけは
単純にヘッジの本数が増えたら
どこかでブレーキが掛かるかもという素人考えですw
完全に成り行きでの思い付きでしたが、
この時はとにかく早く拡大し続ける含み損を減らそうと必死でした。

ここで振り返って思うことは、
吊り天井の発動の判断は結構遅めでも間に合うという事です。
本格的な下落かどうか判断が難しい場合は
ヘッジ資金を固定と仮想建値に割り振りして
いよいよ危なくなったら仮想建値化を解除して
吊り天井に振るのが個人的なおすすめです。

  • ツイート時のレート:1.1097EUR/USD
  • ポジション数:本体70本 固定10本 
  • ヘッジトレード:7本
  • 吊り天井:11本

6月1日 ヘッジトレードを切り捨て


ついにヘッジトレードの資金切れで
ここでヘッジトレードを思い切って停止しました。
正直最低ロットでヘッジトレードを掛け続けようかと思い
かなり悩みましたが結果オーライでした。
(魚屋さん的にはOKらしいですが、この時はその事を知りませんでした)
大きいロットのヘッジはこの後吊り天井一本になります。

  • ツイート時のレート:1.11379EUR/USD
  • ポジション数:本体70本 固定10本
  • ヘッジトレード:0本
  • 吊り天井:11本

6月1日 ヘッジの増殖がどんどん進む 

この後ヘッジの増殖が想定以上に進み
最終的に従来のヘッジトレードと遜色ないくらいのヘッジ量になります。
体感的にも従来のヘッジトレードを継続しているような感じでした。
特にヘッジ量が本体の半分をカバーしてからのヘッジ量の増加量は凄く、
以外に早くヘッジが完成するんだなと思った事を覚えています。

  • ツイート時のレート:1.11379EUR/USD
  • ポジション数:本体70本 固定10本
  • ヘッジトレード:0本
  • 吊り天井:15本

6月2日 吊り天井が20本に成長

  • ツイート時のレート:1.11820EUR/USD
  • ポジション数:本体70本 固定10本
  • 吊り天井:20本

6月4日 吊り天井が25本に成長

  • ツイート時のレート:1.12221EUR/USD
  • ポジション数:本体70本 固定10本
  • ヘッジトレード:0本
  • 吊り天井:24本

6月5日 吊り天井が37本に成長

  • ツイート時のレート:1.12887EUR/USD
  • ポジション数:本体70本 固定10本
  • ヘッジトレード:0本
  • 吊り天井:37本

最大ドローダウン時

それで結局最終的にどうなったのかというお話ですが、
ほぼ最下限まで逆行した直後のスクショを
たまたま撮影できたので載せておきます。



まず最初にヘッジ量をどこまで伸ばせたかという点ですが、
本体70本に対し、固定10本と吊り天井を43本まで増やし
計53本までヘッジを増やすことができました。

もう少し逆行に乗って両建てやオーバーヘッジで逆方向に利益が出る状態まで
持って行きたかったのですが、最後は息切れしてしまいました。
スクショ時のポジションの状況は以下の通りです。

  • レート:1.13474EUR/USD
  • ポジション数:本体70本 固定10本 
  • ヘッジトレード:0本
  • 吊り天井:43本

※スクショでは最大ドローダウンは1,14050付近となっていますが、
最高値の瞬間は撮り逃しましたので、スクショ撮影時は最下限より
ちょっと下のレートとなっています。

収支


次に収支に関してですが、
まず全体の資金量ですが、今回は総額20,000円という
超マイクロな資金でエントリーしましたが😂
このスクショを見ると全体での損失は4,818円となっています。
(スクショの左下の「合計損益」という
赤い欄の数字になります)
つまり資金量全体のドローダウン率は

4,818円÷20,000円=24.09%

となります。

次にドローダウンの値幅ですが、
5/12に1.08051EUR/USDで20,000円でエントリーしていますので、
下落したEUR/USDの値幅は

1.13474EUR/USDー1.08051EUR/USD=0.5425EUR/USD

となります。
概算ですがドル円のレートが109円としますと
0.5425EUR/USDはドル円換算で
大体6円幅くらいの下落と思われますが、
(0.5425EUR/USD✕109USD/JPYで計算)
6円下がってドローダウン率が25%以内に収まっていれば
結構粘ったと言えるのではないでしょうか。
※レートの最下限は目視で確認しましたが、
合計損益欄が-5,000円以下にはならなかったと記憶していますので
最大ドローダウン金額が25% 以上には
おそらくなっていないと思います。

※(7/11追記)
この後11日まで待って手仕舞いしましたが
最終的なドローダウンは22.5%で落ち着きました。
この後も最高値を抜けることはなく、吊り天井が塩漬け状態だったのですが
その間もトラップがコツコツ決まって少し損益を回復させる事ができました。
塩漬けレンジ内でもトラップが機能するのは
くるくるワイドならではですね。


ヘッジの内訳


さらにヘッジの内容の内訳を見てみます。

ヘッジの内訳についてですが、
こちらではスクショの「買い確定益」の欄に注目していきたいと思います。
(一番下の真ん中にあります)

買い確定益欄に「2,850円」とありますが、
今回は本体が売りで入っている関係で
ヘッジの方向は買い方向になります。
つまり買い方向の確定益ですが、
これらは「ヘッジトレード」「固定ポジションの決済」「吊り天井」
の3つによって発生する金額になります。
(吊り天井は増し玉の際に利食いを繰り返しますので
仕掛けた金額は全て確定益になります)
この内訳をMT4のログをあさって確認してみました!

ヘッジ内訳


ヘッジトレード益:1,164円

吊り天井益:1,535円

固定決済益:81円

ログに無い使途不明金:70円

------------------------------------------

買い確定益:2,850円

注目して頂きたいのは
ヘッジトレード益よりも吊り天井の利益が上回っている点です。
それぞれの仕掛け幅は上のツイートを見て頂けるとわかりますが、

ヘッジトレードの仕掛け金額:1.08~1.11EUR/USD
吊り天井の仕掛け金額:1.11~1.14EUR/USD

で仕掛け値幅はそれぞれ0.03EUR/USD と

ほぼ同じ値幅となっている事がおわかり頂けると思います。

まとめ

最後にまとめとしてですが、
ヘッジトレードと吊り天井のバトンタッチが
結構上手くいった事と、
ヘッジ金額がそれなりにまとまった金額になった所が
伝わったら嬉しいです。
発注はヘッジトレードも吊り天井も
両方手作業で行いましたが、
ヘッジトレードの発注作業とやり方はあまり変わりませんので
機会があればぜひチャレンジしてみてください。


【補足】スクリーンショットの解説


最後に上に掲載したスクリーンショットについてですが、
普通のMT4と違って、画面下で合計の損益や
ヘッジの金額が表示されていますが、
これは現在使用しているくるくるワイド用のEAの画面となりまして
こちらのEAはRJ(ろじゃ)さんという方に提供して頂いています。
(今回のブログ記事中のスクリーンショットの掲載に関しても
快く許可をして頂き感謝しております)

こちらのEAはくるくるワイドに必要な
トラップの発注や各損益の自動計算などの項目を
ほぼ自動化されていて、私がくるくるワイドを実践する際に
もう必須と言って良い内容のEAになっております。
(というかこれ無しではくるくるワイド無理ですね。。。)

こちらはくるくるワイドの内容さえ理解できていれば
(この記事執筆中の時点で)FX歴数ヶ月の
私でも操作可能ですので、興味を持たれた方は
ぜひRJ(ろじゃ)さんのブログでEAの内容を確認してみてください。
くるくるワイドの考察も非常に参考になるので
読み物としてもおすすめです。

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FX初心者。くるくるワイド勉強中です。

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くるくるワイド提唱者の魚屋さんの書籍です。このブログの内容はこちらの書籍の内容を実践している事を前提に書かれた物になります。

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